「鏡よ鏡、世界で一番綺麗なのは誰?」
それはもちろんお嬢様ですわ。世界一ですとも、私の大事な佐穂子お嬢様。

「佐穂子さま、佐穂子さま?」
あら、また口煩いのが探しに来たわ。お嬢様、はやくお返事なさらないとまた叱られましてよ。
「ここよ、矩川。」
「またその鏡ですか。華道のお師匠様が見えましたぞ。早くお支度を。」
はいはいはい、と溜息交じりに返事をして出て行く私の可愛い可愛いお嬢様。後に残った口煩いオヤジが入れ替わりに私を覗き込んだ。
「最近は始終鏡を見ておられる。一体どうされたのやら。」
ふふん、お嬢様は恋をしておられるのよ。でもそれを打ち明けてもらえるのは私だけ。
「そういえばこのところ目に見えてお綺麗になられた・・・・想い人でもできたかな。」
あら案外判ってるじゃないこのオヤジ。
と思ったとき、オヤジは私を真っ直ぐ見据えてにやりと笑った。
「私はオヤジではないぞ。」

・・・・ここんちのひとたちって、ホント侮れないわ・・・・



千成鬼灯 なおさま より、キリ番200&222ヒットで、お嬢様な感じの佐穂子さんを描いていただきました。
可愛いでしょう?優しい色使いで、特に女の子のイラストが可愛らしいサイトさんです。
つい、ちょっと佐穂子さん愛用の鏡になって、駄文をつけてしまいました。
なおさま、どうもありがとうございました。